先日、家づくり学校の「地域から考える」の授業に参加してきました。
講師は浅草で設計事務所+週末カフェ+地域の図書館という面白い場を運営する
佐々木善樹先生と
柏と鎌倉の二拠点で活躍するNLデザイン・
丹羽修先生です。
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住宅設計の設計事務所なので、打合せは土日がほとんどです。
これまで子ども達が小さかったころは、実家に子どもを預ける都合もあり、
半分は宇都宮を拠点に設計していましたが、
昨年、下の息子が4年生になったころから、土日は子どもは子どもの予定があり
(野球とかバレエとか友達との予定とか)、
親と子どもが「ずっと一緒」ではない生活になりました。
そんなライフフェーズになったこともあって、
もっと今住んでいる地域での設計をしていきたいと思うようになっていたのです。
また、すぐ近所の商店街は商店よりも住宅とパーキングの存在感が大きくなってしまったり、
代々続く地主さんの屋敷(お庭が素晴らしかった!)がミニ開発で11棟の建売住宅になってしまったり、
住む人の表出(植木など暮らしぶりがわかる街の要素)が素晴らしかった木造住宅が、
よくあるミニアパートになっていたり。
この街を気に入って引っ越してきた頃のお気に入りが無くなってしまった。
(こちらの写真は、2005年ころ)
何ができるわけでもないかもしれませんが、
まずは、今自分の地域に起きていることをもっと知りたいとも思うようになってきました。
いま注目される空き家もおおい地域です。
そんなところで、地域や街というキーワード、働き方というキーワードに
ここ1.2年は、アンテナがむいていたのでした。
(街をかんがえる本は読んでて楽しい。ワクワクします。)
そんな折の「地域から考える」というテーマ。
本当は子どもの行事と重なってしまっていたのですが、
一部、ママ友にお願いして滑りこみ受講してきました。ありがとう。
(子どもつながりの縁を含めて、愛着のある街にもなりました)
授業では、地域で仕事をするうえでのキーワードがズラリ。
お2人とも(ご自身を含めて)地域と住む人とを結びつける縁結びの役割をしておられます。
建築家の視点はもちろん、生活者としての視点、
そして(ドキドキしながら)依頼する人の視点と、さらに隣人である街の人の視点と。
様々な立場を理解しようとされていることがとてもよくわかりました。
そして、そのためにご自身がオープンマインドであること。
その懐深さこそが何よりも働き方、人生観に表れているなぁ・・・と、じわりじわりと思い返しています。
そうそう、まずはわが家(事務所)の「看板ウィンドウ」になにか工夫したいと思っていたところ。
(いまは看板ネコのてんちゃんの居場所)
(防火設備の網が邪魔すぎる・・・)
佐々木先生は、意図的に大きな窓をつくって、
佐々木先生の仕事ぶりを町の人に開いていたそうです。
うちの窓では、よくあるけれどパネルや模型でまずは仕事の様子を知ってもらう。
そんな看板ウィンドウにはなりそう。
そんなことを考えるのもまた楽しい♪