村上建築設計室です。

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カテゴリ:私たちの仕事( 35 )

ジェネレーターになりたい

村上建築設計室です。
お世話になっている家づくり学校は、建築家の泉幸甫先生が校長です。
泉先生といえば、アレグザンダーの『パタン・ランゲージ』。
その手法と設計プロセスを、実務で実践されておられ、
出来上がる空間は、アレグザンダーの言葉以上の説得力です。
(実際に空間体験すると、ゾゾっときます。)







学生時代は、言葉すぎて深く読み込むことができず、
この本を「自分ごと」にとらえることができなかったのですが、
何度か泉先生からのことばを聞くことで、再読し、
そもそものアレグザンダーの意図や試行錯誤の過程に触れ、
今では仕事の必携書です。


ジェネレーターになりたい_b0118287_08554370.jpg



そこからのきっかけで、知ったのが井庭崇先生の「パターンランゲージ」の考え方。
あまたある良い経験則をパターン化し、他者と共有できる「ことば」を与えることで、
知恵の共有を図り、よりよいプロセスをつくるための考え方とツールを開発されています。
それこそ、あらゆる場面でのパターンをがあって、ワクワクします。


ジェネレーターになりたい_b0118287_08531882.jpg

アレグザンダーの『パタン・ランゲージ』も、井庭先生の『パターン・ランゲージ』も、
抽象と具象の橋渡しをする役割をもち、同時にコミュニケーションの橋渡しをしますが、
私は、なかでも後者「人と人との共通理解を図るための共通言語」としてのパターンの役割が興味深い。
家づくりの場面でも活用したいと思っています。

さらに、2019年は『クリエイティブラーニング』という学びのあり方を知りましたが、
教育の場における教師像を「ジェネレーター」という言葉で表現されています。
(井庭先生編集の、その理論と創造的学びの実践者との対談集、おすすめです)



ジェネレーターになりたい_b0118287_08532617.jpg

「ジェネレーター」とは、
井庭先生と「探究する学び」の開発者であり、探究して学ぶ場づくりをしている市川力先生がつくった造語だそうですが、
その役割がとても面白い。先の著書によると、
「プロジェクトでの創造的な活動に、自らを参加者として入って一緒につくりながら、
自分の創造性も他者の創造性も刺激しつつ、たくみにコミュニケーションを誘発し、
アイディアを生成するという教師像」
とあります。

ジェネレーターになりたい_b0118287_08533338.jpg



これは、たぶん、家づくりの場面での設計者のあり方にも通じるものがあるぞ。
本を読み進めながら、そんなワクワクした思いが募って、自分なりの家づくりの哲学にも
大いに刺激と影響をいただいたのでした。

この1年、その「ジェネレーター的な設計者」としてのあり方については、
折々に、気づきや発見の連鎖があり、線がつながってました。
ただ、日々のあわただしさの中で、落ち着いて思考を整理することができませんでしたが、
この1カ月ほどの時間でじっくりと深めることができたように思います。




「やりたいことがわかったぞ」
これも、自粛生活の思わぬ成果。



by murakami-design | 2020-05-22 09:13 | 私たちの仕事

子ども達よ、たすかっているよ。

村上建築設計室です。

参加している家事塾には、子どもお手伝い百景というFBページがありまして、
当時のFacebookは、ユーザーがページに自由に投稿ができたので、
子ども達のおてつだい風景を投稿してもらっていました。
2012~2014年にかけて投稿をいただいています。

その後、FBの操作性が何度か変わり、承認が必要になったり、
ユーザーからの投稿はタイムラインに同等に表示されなくなったりしたため、
なかなか共有できなくなってしまったのですが、今回の「#おうちですごそう」
にあわせて、スライドショー動画にしてみました。
(実は、以前も動画にしたのですが音源の著作権のこともあり、非公開)

今回はありがたいことに、星野源さんの音源にあわせて。

ここに出てくる子どもたちは、今は中高生になっていることでしょう。
(なので、顔がバッチリ写っているお写真は自粛しました。笑)

うちの子どもたちの写真も投稿していましたが、
それぞれ、娘7歳→15歳、息子5歳→13歳と成長しました。
この自宅時間で、3食をつくってたべる生活が続いていますが、
子ども達がつくれるようになったので、じつのところ、本当に大助かりです。

息子はこのまえ、COOKPADみながらチャーシューを作っていましたが、
男子あるあるのようですね。

以下、息子飯。

子ども達よ、たすかっているよ。_b0118287_12230242.jpg

朝からチャーハン

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ギョーザはお得意。
私のより丁寧。

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冷蔵庫の調理用ボウル、なにかと思ったら。でかいよ。







by murakami-design | 2020-05-03 12:26 | 私たちの仕事

暮らしのデザイン

村上建築設計室です。
先日は、飯能の西川・森の市場で、てにもりカフェを担当してまいりました。
15年も前の古いデータになるのですが、
gooというポータルサイトのアンケートで、
家づくりの困ったこと・不安に思うことのアンケートがありました。
https://research.nttcoms.com/database/data/000101/

暮らしのデザイン_b0118287_14201921.jpg

ちょうど、設計事務所をはじめたころでしたのでとても衝撃を受け、
要望を伝えるためのワークショップを小ぢんまりと開催しました。
今回は、そのときの資料をバージョンアップ。

参加いただいた方には、「こんなふうに暮らしたいな!」
と思うことをかいてもらいました。




暮らしのデザイン_b0118287_14155812.jpg
家づくりって、自分の価値観をみつめるいい機会です。
このプロセスをしっかりやることで、
住む人も、設計者も、プロジェクトチームとして
協力体制が整うような、そんな気がします。

先日は、短時間でのワークショップでしたが、
時間があれば、突っ込んで聞いてみたいキーワードがいっぱい!
(個人情報のかたまりなのでお見せはできません^^)

そう思うと、やっぱり設計のタネは住む人の暮らしにある。
つくづくそう思うのでした。




by murakami-design | 2020-02-26 14:22 | 私たちの仕事

敷地選び

村上建築設計室です。

年末から年始にかけて、ある方から相談を受け、
敷地選びに同行することが何回かありました。
古屋付きの敷地です。

土地の情報は不動産屋さんの資料からわかります。
しかし、地盤のこと、古屋が使用できるものかどうか、
細かな法規制のこと、
地区の決まりなど行政に聞かなければわからないこと。
資料以外にも知らなければいけない情報があります。

一番大きいのは建物の構造のこと、
現行の建築基準法とどういう関係にあるか、でしょうか。
築年数だけではわからないことがあります。
それを考慮して金額を判断し、購入を判断します。

敷地を探している皆さん、不動産屋さんの情報だけでなく、
それプラスの情報を集めてじっくりと選んでみてくださいね。

敷地選び_b0118287_20015933.jpg

by murakami-design | 2020-01-26 20:11 | 私たちの仕事

25年前の1.17

村上建築設計室です。

ここ数日、阪神大震災の記事やニュースがながれ、
もう25年もたつのか、と驚きでした。

https://www.fnn.jp/posts/2020011712292901KTV/202001171229_KTV_KTV

25年前の1.17_b0118287_23422404.png


1995年1月17日。
私は大学2年生で京都で一人暮らしをしていました。
ちょうど、成人の日で宇都宮に帰省したあとで、
16日の最終の新幹線で京都に戻り、
17日は、大学のテスト初日だったので、
テスト勉強しなきゃと、朝5時半に目覚ましをかけ、
シャワーを浴びて強引に目を覚まそうとしていた時でした。

京都でも震度6を記録していたかと思います。(訂正:震度5でした)
経験のない揺れに驚くばかりで、きづけば、
お風呂にしゃがんで冷たいシャワーを浴びていました。

神戸の被害の大きさに驚くのは、その日の午後になってからでした。
(なんとその日、テストがあったんですよ…学校に来れない人のほうが多いのに)

しばらくして、大学でとりまとめがあって避難所のボランティアに行く途中、
阪神電車に乗っていると、いきなり目線の高さには、ブルーシートのかぶった
屋根が続く景色になり、絶句したのを覚えています。
ふつうの家の、おそらくふつうの暮らしがあった、街のこと
その時の衝撃は、建築に進路変更する際のきっかけの一つになったと思います。

・・・

今日は、いろんな人のいろんな思いが祈りとなっているでしょう。
最近、(偉い人に)がっかりするニュースもおおいけれど、
いくつもの大災害を乗り越える日本と、生活を粛々と営む私たちに、
がんばれ!とエールを送りたいと思います。





by murakami-design | 2020-01-17 23:43 | 私たちの仕事

25年前の1.17

村上建築設計室です。

ここ数日、阪神大震災の記事やニュースがながれ、
もう25年もたつのか、と驚きでした。

https://www.fnn.jp/posts/2020011712292901KTV/202001171229_KTV_KTV

25年前の1.17_b0118287_23422404.png


1995年1月17日。
私は大学2年生で京都で一人暮らしをしていました。
ちょうど、成人の日で宇都宮に帰省したあとで、
16日の最終の新幹線で京都に戻り、
17日は、大学のテスト初日だったので、
テスト勉強しなきゃと、朝5時半に目覚ましをかけ、
シャワーを浴びて強引に目を覚まそうとしていた時でした。

京都でも震度6を記録していたかと思います。
経験のない揺れに驚くばかりで、きづけば、
お風呂にしゃがんで冷たいシャワーを浴びていました。

神戸の被害の大きさに驚くのは、その日の午後になってからでした。
(なんとその日、テストがあったんですよ…学校に来れない人のほうが多いのに)

しばらくして、大学でとりまとめがあって避難所のボランティアに行く途中、
阪神電車に乗っていると、いきなり目線の高さには、ブルーシートのかぶった
屋根が続く景色になり、絶句したのを覚えています。
ふつうの家の、おそらくふつうの暮らしがあった、街のこと
その時の衝撃は、建築に進路変更する際のきっかけの一つになったと思います。

・・・

今日は、いろんな人のいろんな思いが祈りとなっているでしょう。
最近、がっかりするニュースもおおいけれど、
いくつもの大災害を乗り越える日本と、生活を粛々と営む私たちに、
がんばれ!とエールを送りたいと思います。





by murakami-design | 2020-01-17 23:42 | 私たちの仕事

木で暮らしをつくる

村上建築設計室です。

仕事をしながら、いろいろ学んでいく中で、
やはり木の家づくりを大切にしていきたいと思います。

環境のこと、子どもや大人の育ちのこと、
建築としての魅力、素材の魅力、などなど…

木で家をつくるように、
私自身も木で暮らしをつくりたいと思います。

例えば、毎日使う道具。
今のような寒い朝には、(インスタントの)アツアツコーンスープに、
きのスプーンを添えるだけで、豊かな朝食になった!…気がする(笑)

木で暮らしをつくる_b0118287_23164061.jpg
(こんなイメージ。残念ながら写真はPAKUTASOさんから拝借(^-^;)

手ざわり、舌ざわりがよく、あつくなりすぎない。
木の道具は本当にやさしい。


木で暮らしをつくる_b0118287_15055390.jpg

子ども達が小さいころも、木のおもちゃを使っていました。
木の素材感を味あわせたいというのもあるのですが、
実は、「音」の問題も大きかったのです。

積み木でも、木のものとプラスチックのものとがあります。
かかりつけの処方箋薬局には、プラスチックの積み木があったのですが、
積み木を崩したときの、音の高さが、プラスチックのほうが甲高い。
その音が、本当にやだなぁ~。と思っていたのでした。
(わかりますか??^^)

話がそれましたが、

木で暮らしをつくる。

今後は、ますます積極的にご提案していきたいと思います。

+++

そうそう、参加させていただいている西川森の市場では、
毎月、てにもりカフェという相談会&ワークショップをやっています。

1月は来週25日、家づくり相談のほか、
大工さんによる木のお皿づくりが体験できます。

詳しくはこちら。
http://www.morinoichiba.net/event/detail.html?id=183






by murakami-design | 2020-01-16 15:07 | 私たちの仕事

19.5坪はファンタジー!?


上建築設計室です。

先日のハピケンイベントでは、19.5坪の敷地にプランニングし、
図面と模型でプレゼンテーションしたのですが^^、
19.5坪はファンタジー!?_b0118287_19065243.png


宇都宮では、19.5坪はファンタジーのような、
リアリティに欠けるというような、
そんな反応が拝見できて面白かったです。


19.5坪はファンタジー!?_b0118287_19082859.png

宇都宮に限らず、車社会の都市では、
車の数は、大人の数だけ必要!
ということがほとんどではないかと思います。

思えば、実家でも両親+兄夫婦+成人の姪と、
5台分の駐車需要が必要です。

車のために大きな土地を買うなら、
近くに月極駐車場を借りたほうがお得では?
と思ったら、
近くに月極駐車場がない!というジレンマ。


うーん、駐車場問題。
悩ましくも興味深いテーマです…



by murakami-design | 2020-01-15 19:23 | 私たちの仕事

2019年ありがとうございました。2020年イベントのお知らせ。

村上建築設計室です。

昨日の雨模様からの、おだやかな大晦日です。
今年は、娘の高校受験のため今日まで冬期講習、
私たちも仕事をしつつ、家のおおそうじをしつつ、
通常運転に近い年末です。

今年は、はじめて御汁粉ようの小倉あんを小豆から炊いてみました。
ちょうどよい甘さ加減といい塩梅にしあがり、自画自賛です。

年明けは、家づくりイベントが続きます。
2020年、リフォームしようかな。住まいをつくろうかな。
そろそろ情報を集めようかな。

そんな方は、ぜひお気軽に会場へお越しください^^


2020年1月11日(土)~13日(月・祝)
@宇都宮 ハピケン モデルハウス1周年記念 「狭小地・変形地EXPO」

2019年ありがとうございました。2020年イベントのお知らせ。_b0118287_10041164.jpg
2019年ありがとうございました。2020年イベントのお知らせ。_b0118287_10041671.jpg

詳細はこちらをご覧ください。
https://hapi-ken.com/archives/8691







2020年1月18日(土)~19日(日)
@秋田 ASJ「未来をのぞく住宅展」

2019年ありがとうございました。2020年イベントのお知らせ。_b0118287_10061863.png
詳細はこちら
https://events.asj-net.com/events/13424?for_studio=103



19日(日)15:00~ セミナーも担当します。
「片づけからはじめる家づくり」

40分程度のポイントレクチャーですので、お気軽にどうぞ^^
その後、ご希望のかたはじっくり相談も。


+++

2019年、お施主さま、施工会社のみなさま、
大変お世話になり、ありがとうございました。
素敵なご家族のくらしのかたちを拝見できて幸せです。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

いまお施主さんとあたためている案件たちも、
来年、もっともよい形で実現に動きますように。

みなさま穏やかな新年をお迎えください。

村上建築設計室





by murakami-design | 2019-12-31 10:27 | 私たちの仕事

宇都宮岡本・売り建て住宅プロジェクト!

村上建築設計室です。

生まれ育った地元・栃木では、ハピケンという設計グループで活動しています。

定期的にイベントを開催しておりますが、
年明け3連休には、モデルハウスでのイベントがあります。

2020年最初のテーマは、「狭小地・変形地EXPO」です。

狭小地・変形地は一般的には土地価格が低く取得できるので、
そのぶん建物への予算がとれ、住む方の夢の実現を設計ではもちろん、
予選計画的にも応援できるというわけです。
(建築家にとっては狭小地も変形地も”悪条件”ではありません)

せっかくなので、不動産屋さんとコラボして、
実際に売りに出ている敷地に計画してみようという企画!なのですが、
ただ、宇都宮では「狭小地」が少ない(笑)。

そこを不動産屋さんのご尽力で、よりすぐりの狭小地を探していただきました^^
「19.5坪 295万!」
イベントまで、ブログにて設計プロセスをご紹介しますね。

まずは、現地調査ですが、現地調査の予備調査は、
グーグルマップとWEB都市計画図から。
グーグルのおかげでざっとしたイメージは把握できるのと、

「あれ、ここの高さ関係はどうなっているのかな?」
「隣地とはどんな関係性になっているのかな?」

と、現地調査で確認したいことが確認できるわけです。
とても便利になったものです。




宇都宮岡本・売り建て住宅プロジェクト!_b0118287_13384836.png


今回の敷地周辺。
ヒントは最寄り駅「岡本」です。


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宇都宮市の都市計画情報のサイトで、用途地域など、
基本的な敷地情報が確認できます。




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ストリートビューでも確認。
宇都宮の狭小地は、思わず見逃してしまう感じですが…

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おっ!と思う敷地のよさそうな個性がありました。
次は、現地でその個性を確認してまいります^^!
















by murakami-design | 2019-12-29 13:52 | 私たちの仕事